腰の痛みと両ひざの痛み

10歳 男子 野球少年

昨年夏に野球肘、野球肩を発症し、来院。

スローイング、バットスイングでの痛みがあったが、

1回の施術で痛み消失。以降、肩・肘は問題なし。

そのときに両ひざの痛みもあったが、こちらは器質的な問題が含まれていたため、セルフケアを伝えていた。

あと、捻挫癖があり、よく捻挫すると言っていた。

今回は左腰の痛みで来院。

前日にゴロの捕球練習を繰り返し行う、練習後から痛みが出た。

腰を曲げると痛い、かがむ姿勢が痛い、ゴロの捕球姿勢で痛みがある。

来院前にバットスイングをしてみたが、これも痛くて出来なかった。

両ひざの痛みはときどき急に痛くなる事がまだある、現時点での痛みはなし。

施術開始。

左腰だけの痛み、バットスイング、捕球姿勢での痛みから推測するところ、原因部分が何点かに絞られる。

1つずつ原因となりえるものを消去していく。

まずは歪みから修正。

続けて椎間板の潰れ等を修正。

どちらも軽いものといえる。

ここでは痛みの変化なし。

腰回りから臀部にかけての張りが強い。

確認すると腰の奥の方で痛みを感じるとのこと。

表面層の張りを取り除いていき、続けて深部の張りへアプローチする。

座った状態で前屈、ねじりの動作を行ってもらう。

「痛くない、大丈夫」

寝ている状態、座った状態での痛み消失。

後は立った状態のみ、立って動かしてもらう。

前屈、カラダをねじる。

「大丈夫」

バットを持ってきてもらっていたので、その場でスイングしてもらう。

「痛くない!」

何度かスイングしてもらうが問題なさそうだ。

続けて、ゴロの捕球姿勢を行う。

「痛くない!」

かがむ姿勢も難なく出来ている。

最後にゴロ捕球の一連の動作をしてもらう。(ゴロの捕球姿勢からスローイングまでをシャドーでおこなってもらう)

「大丈夫、痛くないです!!」

最後の基本動作は何度も繰り返し確認。

痛みは出なかったので問題なさそうだ。

詳しく話を聞くと、前日に捕球動作の姿勢だけを永遠と繰り返していたそうだ。

立った状態からかがむ姿勢を何度も繰り返す、いわばスクワットを繰り返し行っていたようなものだ。

捕球動作なので左足を半歩~一歩前に出した形での変形したスクワットといえる。

これでは腰を痛めるのも必然か…

ケアの確認と同時に、捕球練習についても1つだけアドバイスした。

振り返ると、自分も学生の頃、股関節が固くて捕球姿勢で腰が高いとよく注意され、自主練で低く構えられるようにと捕球姿勢を繰り返し行っていた。

自分もその当時腰を痛めていたような…

当時は多少痛みがあるくらいなら、気持ちでカバーできると思っていて、まったく気にしていなかったが。

話が少しそれましたが、

正しいカラダの使い方での練習、またしっかりしたケアを行えば、疲労性による痛みはある程度カバーできる。

しっかりセルフケアを続けていってもらいたい。

なかむら自然形体院
住所:東京都板橋区蓮根3-2-14城戸ビル1A
問合せ先:03-5939-8675

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