施術症例『腰痛、突然腰が痛くなった、バトミントン部』
施術症例『腰痛、突然腰が痛くなった、バトミントン部』
16歳 女子 バトミントン部
昨年8月上旬、バドミントンの練習後、急に腰が痛くなる。
立っているとだんだんと腰に痛みが出る、座っていても痛くなる、とにかくじっとしている姿勢が続くと痛い。
逆に動いているうちはたまに痛みが出る程度であまり気にならないので、バドミントンの練習は続けている。
授業中は問題ないが、家で勉強しているときはすぐに痛くなる。
1ヶ月ほど経っても痛みが引かず、店頭のDMを見て来院に至る。
施術開始。
動きの中での痛みはない。
じっとしているとだんだんと腰の下部に幅広く痛みが出てくる。
話を聞いている段階で、椎間板の潰れが疑わしいと思う。
まず座った状態で、歪みをチェックしていく。
腰の付け根がガクッとした歪みがあり、その影響で背骨全体がS字に歪んでいる状態。
座った状態で細かい張りを取り除きながら、歪みを修正。
うつ伏せ、仰向けと施術を進める。
寝る、起きる動作、寝返り動作でも痛みはない。
椎間板へアプローチしていくも、あまり変化が見られない。(というより、椎間板は問題がなさそう…)
ここで、椎間板の原因を排除して、違う視点で考えていく。
腰椎のねじれがまだ残っている。骨盤のねじれも強くでている。
腰椎のねじれ自体は改善してきたが、骨盤がどうも変化がみられない。
もう少し視野を広く施術を進めると、ある姿勢になったときに、ひどく太もも外側~裏側にかけて筋張った張りがあらわれる事に気づく。
これを取りきらないと骨盤の歪みも取れそうにないので、ここから取り除いていく。
だいぶ太ももがやわらかくなったので、再度骨盤を修正。
さっきよりスムーズに骨盤が左右対称に合ってきた。
痛みの確認を兼ねて座った状態で、全体を調整。
座っている状態、また立っている状態で続けるが痛みは出ず。
腰椎、骨盤ともに、ねじれも大分解消されたので問題ないだろうと思う。
セルフケアを伝えて終了。
運動部という事もあり、症状を聞いた段階で、椎間板と決めうってしまった部分があり、結果遠回りして時間がかかってしまった。
施術をするにあたって、先入観を持たず、まず白紙に戻す事を再確認した症例だった。反省。