ズキッとした腰の痛み、サッカー少年
12歳 男子 サッカー少年
前回、オスグッドで来院した事がある、数回の施術を経て回復。
今回は腰の痛みで来院。
2週間ほど前のサッカーのプレー中に腰を痛める。
特に接触プレーはなかったのだが、練習後から左腰が痛くなった。
整形外科でレントゲン。腰椎分離症の疑いがあると言われる。
その後、大きな病院でMRI検査を受ける。
ここでは腰椎分離症ではないと言われたものの、白くもやがかかっているようにうつっているので、おそらく炎症が起きているかもと言われた。
2週間後、3日間続けての試合が控えている。
その試合の結果によって、8月にある海外遠征のメンバーが決まるので、その試合にはフルで復帰したい。
現在の症状。
歩くのは問題なし。少し走ると痛い。
練習は軽めのパス練のみの参加、パス練では痛みなし。
前屈後屈、ねじる動作は痛みがでない。
腰の表面というよりは、奥の方に痛みを感じている。
腰、背中共に、右に比べると明らかに左腰~背中までの張りが強い。
まずはここの張りから取り除いていく。
表面の張りが取れてくると、次から次に深い部分の張りが感じ取れる。
姿勢を変えながら、腰の深い部分へアプローチしていく。
ある程度、取りてきたところで、実際に外で走ってもらうことに。
はじめはジョグ、だんだんと力をいれてダッシュに移行していく。
「トップスピードに入ったところで痛いです」
走っている状態を確認すると、腰の部分の影響ではなさそうだ。
異常の感じ取れる関節のズレを1つずつ修正してもう一度ダッシュ。
「今度は大丈夫です!スピードを緩めたときに痛くなります」
さっきとは違う痛みが出た。
痛みの確認のため、サイドステップをしてもらう。
「右方向に進む分には痛くない、左にステップすると痛い」
これはトップスピードに入ったときの痛みと原因部分は同じであろう。
再度、関節のズレを修正して動いてもらう。
「今は平気です」
スピードを緩めるときの痛みは若干残るが、これは筋肉の連動による不具合のため、動いているうちに解消されるだろう。
数日様子を見て、徐々に練習に復帰してもらうように伝えて終了。