腰痛、曲げることも反らすことも出来ない(サッカー部)
15歳 男子 学生 サッカー部
紹介で来院。
中学1年のころオスグッド病。膝全体にくる痛み。
翌年に股関節症。ズキズキした痛み。
今月初めに腰に痛みがでる。練習を休みながらおこなうが、痛みは増していく。
来月中旬に試合がある。高校一年の新人戦だ。それまでにはなんとか間に合わせたい。
来院時、前屈はおじぎ程度で痛み、後屈もちょっとでも痛い、左にねじる動作で痛い、
歩行、仰向けでしばらくすると痛い、立っているのも、じっと座ってるのも辛い状態だ。
腰椎のねじれが強くでていたので、その部分を修正。
それからうつ伏せで腰部の強い張り、癒着を解消していく。
なかなかスッキリとは取れないが、時間をかけていくと徐々に取れていく。
ある程度、張りをとってから仰向けになる。
椎間板の潰れを疑い施術に入る。
痛みはおさまるが、しばらくすると痛みがでるといったことを繰り返す。
徐々に可動が広がっていくが、張りも強く完全に痛みをとりきれない。
姿勢を変えて、座位・立位と施術を続ける。
いろいろアプローチを変えておこなうが、痛みがスッキリ取れない。
時間も経っていたのでここまでかなと思い、一度頭を整理して考え直す。
少し閃いて、アプローチの方法を変えておこなう。
前屈、後屈ともに痛みがおさまった…だがしばらくするとまた痛い、持続しない状態。
ただ歩行の痛みはなくなった。
これ以上は回復出来ないと判断して、間隔をあけずにくるように案内して終了。
今回の腰痛。
いままでの疲労の蓄積もあり、何重にも傷が重なっている状態だった。
前屈、後屈、歩行、ねじりとすべて痛みの原因が異なったが、すべて解明できた。
(修正時は痛みがとれるが、またしばらくすると痛みがでるのは器質的問題)
それに加えて椎間板のつぶれもあったため、いままでの疲労の蓄積も大きいと考えられる。
ずっとサッカー一筋で頑張ってきたため、カラダも悲鳴をあげている。
疲労の蓄積を考えると2,3週間先の大会には間に合うかな。
そこを標準に早期回復をめざしていきたい。
なかなか部活も休めず、1週間後に来院。
その後、日を追うごとに回復してきて、今はねじる動作以外は痛みがなくなったそうだ。
椎間板の回復も順調のようで、腰椎のねじれをメインに施術。
今回は時間もかからずスッキリと取れた。
大会までもう少し。後1回ほど調整すれば問題なさそうだ。