小学生の腰痛
小学5年生 女子
症状は腰痛、鼻炎。
腰痛は前屈で痛み、座っていても痛みがある。
前日にお母様が来院していたのですが、娘さんの話で持ちきりでした。
聞いた限りではかなり酷い状態だと思い、「一度来た方がいいんじゃない?」と伝えました。
こちらから来院を勧めるケースはほとんどありませんが、娘さんが今後酷くなる前に手を打つべきであると思いました。
基本的に、当院に来るか来ないかは本人の自由なのでこちらは何も言いません。
改善までの期間などは説明しますが、無理に予約は取りませんのでご安心を。
さて娘さんですが、来院して施術ベッドに座るように言いますがお母さんの元から離れません…。
こんな所に連れて来られたら不安でしょうね。
それとも私が生理的に無理なのでしょうか…。
後者ではない事を祈りながら何とか誘導に成功。
そして色々と質問を投げかけるのですが応答無しです…。
以前にもこういったケースがあったので慣れてはいましたが、難しいですね。 まず座った状態でお母さんにも見てもらいながら、どのように歪んでいるかを説明。
神経痛だと思ったので、身体の歪みを取ってすぐさま腰の痛みを確認。
「大分まし。」と一言。(少し痛みは残っている)
これで少しは恐怖心や不安感が取り除けたと思い、施術を続行。
首から腰までは板を入れているかのように硬くなっていました。 前日にお母さんが、「すぐに終わるはずの宿題に時間がかかる。」、「目覚めが悪い。」など色々と聞いていました。
もちろん身体が元気な状態じゃないのでそうなります。
お母さんからすれば、ただやる気がないだけだと思い叱ってしまいます。
実際は本人も苦痛なのでまずは身体を正常にしないと解決しません。
最終的に腰の痛みは取れました。
前屈の痛みは取れたのですが、指先は膝にも届かない程硬かったです。
こんなに硬い人は初めてだったかも知れません…
首から腰までを重要視していましたが、お尻から下肢までもガチガチでした。
何とか足首辺りまで指先が届くようになりました。(もうちょっとですねー)
足も第二の心臓と言われるように重要な部分です。
お母さん曰く、娘さんはよくつまずいたりするそうです。
緊張していて足が上がっていないのでしょう。
下肢のストレッチを指導して施術を終えました。
今後の経過が楽しみです。